株式会社クローバーホールディング

「人が活きる」仕事を考えた結果。

2026.07.16
武藤 広文

前回のコラムから3か月も経ってしまいました…。

今回は、前回の課題でもあった「人間じゃなければ!」、「人間だから良い!」という職業(事業)で、事業転換ができるものなのか?についていろいろ考えて出た結果の、報告に近いコラムとなります。

AIの話題が毎朝ニュースに並ぶ時代になりましたね。
最近ではAnthropicが新たに発信したClaude Mythos 5やFable 5。そしてOpenAIもGPT-5.6をリリースするなど、ほぼ毎日AIに関連する何らかの最新ニュースが発信される今日この頃。当社CTOの鈴木は常にその最新リリースにアンテナを張っては早々に試用をしみて、新たなる発見を見出したりなど、研究と開発をしている様ですが、私はその進化と発展に頭がついていけてないです…。

日本国内の企業がどの様にAIを活用し始めているのか?と思って調べてみても、その活用実態でさえAIに聞けばある程度は解ってしまう時代です。特にIT業界、さらに細分化するなら私達の様なシステム開発、ソフトウェア開発を生業とする業界では、ほぼ完全にプログラミング工程はAIで完結できてしまう時代になってしまいました。

当社の元クライアント企業さん(CTO鈴木のクライアントさん)では、今までは旧来のシステム改修の全てを開発元である当社に発注していたところ、古く成りすぎた旧システムのソースコードをAIに解析させ、全ソースコードを昨今のトレンド技術に全てアップデートさせたという話を聞きました。そして今、そのアップデートされたシステムでの稼働準備をし始めているとのこと。
もう当社に改修を依頼する必要は無くなる訳ですよね…。
そんなクライアント企業がどんどん増えていき、そしてこれこそが、当社に限らず業界全体の死活問題になっていく訳です。

AIに関して知識がある人に助言さえしてもらえば、もしくはやる気さえあれば独学でAIの利用方法を学ぶこともできますし、ソフトウェア開発の素人であってもシステム刷新や新規アプリケーションの開発なんて簡単に実現できてしまう時代の到来なのです。
プログラミングが好きだった人達(創る事が大好きだった人達)の仕事は確実に無くなりつつあり、これが現代の現実なのです。

大手SIerなどは、AIを使ったいろんな新しい支援サービスやコンサルティングサービスを提供し始めるかもしれませんし、また当社の様な中小企業はそれを下請ける構図になるのか否か。そんな未来の商流構造も結局は変わらないのか否か。業界がどんなビジネスモデルになるのか、未来が想像し辛くなってきました…。

そもそも根本的に、システム開発会社やソフトウェア開発会社の社員全員がプログラミングが好きか?システムエンジニアリングが好きか?実はそんな人ばかりで無いであろうという現実もあり(知り)、ではなぜ業界に就職したんだ?という疑問はさておいて、ITに関わる多くの人がAIの進化発展時代についていけるとは思えない今日この頃(私もか!?)なのです。

ですので実は、「人間じゃなければ!」、「人間だから良い!」と思う事業(仕事)分野にチャレンジし始めています。
未だ発表できる段階ではないので現時点ではオープンにはできないのですが、根がソフトウェア開発屋さんなので、リアルな職業や事業視点で「何かないか?」と悩み考えず、仕組み(ITなどのサービス機能)視点で未だ世に無さそうな事を考えたところ、自らの体験などから1つの発想が沸きました。もちろん、もし自分がITとは関係のない業界に転職することになったとしたら、転職しても良いと思える業界(職業)です。

そして次は仕組み(ITのサービス機能など)から視点を外して、その業種(職業)分野は「実際にはどの様な仕事をしているのか?」という事に着目し始めたところ、多くの課題にぶつかり、結局は私もCTOの鈴木もとある国家資格の受験勉強をする事に至り、開発途中だった機能も誤りであった事に気付いたり利用規約を幾度も改訂したり、それはもう様々なこと全てが勉強になっています。

そんなこんなで、視点を変えていろんな活動してみたら幾つかの気付きもあり、今では2つの新規事業を世に送り出す準備と、事業の実務体制の構築とその準備をしています。とは言え新しい事業を円滑に進める上で仕組み(アプリケーションシステムなど)は必要ですので、その開発や機能追加自体はAIを活用して生産性や正確性を向上させていく。すなわち「人を活かす」仕事を運用していくためにAIを活かしていくと言った、共存共栄みたいな感じでしょうか。

そう遠くない未来には、デスクワークや肉体を使う多くの仕事もAIやロボットが担う時代になるかと思いますが、今現在は「何もしないと何も変わらないし、変えられない!」という精神で、考え悩み過ぎずに時間をかけ、少しずつ歩き始めています。